「前田屋さん・・・助けて・・・スッポンが釣れたんだけど、上がらない。」との突然の電話。「どこにいるが?」「前田屋さん家の前の川・・・ちょっと上流。橋のとこ。」　「よし、すぐ行く」すぐに場所はわかりました。なんとまだ竿を持ち上げているままです。　「よし、代わってみ」　竿を引き受けたはいいのですが仕掛けがチャチ。鮒を釣っていたらしくハリスが1号だとか。まるで川底にかかったかのようにびくともしない。ゆっくりと動きだすとゆら～と姿を見せた。直径３０㎝以上の超大物。息を吸うとまた潜ってしまった。ゆっくりと護岸の穴の中へ潜っていく。「タモ!  タモねぇがぁか?」「ないので、持ってきます!」とすっ飛んで行く。その間、穴に潜っていく。ハリスが切れそう。「タモ、持って来ました!」大きめのいいタモだ。「慌てるな、何とかテンション張って我慢だいや」３０分間の根競べ。その時、竿が動いた。「出て来るぞ!」スッポンが息をしに上がってきます。「今だいや!」 見事、確保。今まで何匹も捕まえてきましたが、最大サイズ。興奮したまま大きな段ボールに入れ連れて帰りました。水槽で飼うとか・・・　「メスだけや　卵産むすけんな!」